かるぺでぃえむ。

就職前の人生夏休み謳歌なうな関西人

『「仕事ができるやつ」になる最短の道』を読んだ。仕事できそうになった…訳ではなさそう。

「仕事ができるやつ」になる最短の道

「仕事ができるやつ」になる最短の道

こんにちは。
この本を今回はレビューしたいと思います。


読んだ結論ですが、1,000何円出して買う価値があるかはなんとも言えないとこだと思います。
というのも、恐らく基本的には Books & Apps というメディアの記事から抜粋されたものが本になっているからです。
僕はこのメディアを割と愛読しているので、1/4~1/3は読んだことのある記事(章)でした。


ただ、この安達さんの書いてることは割と説得力があるので元々好きでしたが、
一貫して納得性の高い本だったかな、というのはあるのでこういうテーマが好きな人にはピッタリの本でしょう。
とはいえ、インスタントに効果を発揮するものというより心構えだとか、一流の人はどういう選択の取り方をするのか、みたいな内容が多かったです。

以下、本文よりの抜粋と感想

自分と異なる意見を述べる人々に対し、3種類の反応がある

→①相手を敵とみなす
 ②諦める
 ③相手の気持ちになって、相手の意見を合理的だと考えよ、自分の意見に自ら反論してみよ。そうすれば相手の考えていることの本音が見える、それを踏まえて、次の意見を出せ

相手は「敵」ではなく、「合理的な人間」。それを忘れなければ対話の道は残されています。
→たしかに、自分が仕事の上で相手に望むことをして欲しい時、相手をねじ伏せようとしがちだったなと思いました。
 相手も「合理的」に考えているという前提は良い考え方だな、と。

ワシントン大のマイケル・J・マーカートの著書より(著者訳)

「君はどう思う?」と上司に聞かれたとき、部下はどう感じるか。部下は意見を求められることで信頼され認められていると感じるだろう。そして上司から「認められている」という実感を持った部下は自信を持ち、その自信は彼らの更なる向上心・やる気へとつながり、結果として部下は育つ(著者訳)

たぶん、成長のために上司が与えてくれたのは「知識」ではない。彼とのやりとりを通じて得られた、「自分で問題を解決した」という「自信」なのだ。

上記は、教えるのがうまかった上司は答えを教えるのではなく、一緒に答えを探す問答を丁寧に行ってくれたという内容の後に続いていました。
僕の上司もこういうタイプです。自分はじゃあそういう感情だっただろうか、というとストレートにそうとは言えません。
しかし「認められている」…というよりは「自分で考えなければ・なんとかしなければいけない」という思考になったのは間違いないですし、
そこは広義に捉えれば「認められている」ということかな、と。少なくとも「任されている」ということは常々感じます。


人に仕事を教えるのは難しいと感じるばかりですが、ここは意識していきたいとこですね。



こんな感じで今日は以上にします。
ありがとうございました。